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解約返戻金について 2019.07.11保険のこと

解約返戻金について

生命保険加入する際に検討するポイントとして、解約返戻金をあげる人も多いかと思いますが、解約返戻金をあまり知らない人もいると思います。今回は解約返戻金とは何か、解約する際の考えるポイントなど、解約返戻金について見ていきたいと思います。

解約返戻金とは

解約返戻金とは、文字通り保険契約を解約した時に返ってくるお金のことです。支払った保険料のうち保障部分として使われていない部分の残りが、解約返戻金として戻ってくるお金になります。

解約返戻金の額は加入している契約の種類によって異なりますが、仕組みとしては生命保険の保険料を構成する3つの要素の中の貯蓄保険料の部分が、基本的には解約返戻金の部分として返ってきます。そのため、契約当初には解約返戻金は少なく、契約が長く続けるほど増えていきます。


解約返戻金と満期保険金の違い

解約返戻金とは、解約した時に返ってくるお金のことです、対して満期保険金とは、保険契約が満了した際に返ってくるお金のことになります。例えば、「契約が65歳までで、それまでに無事に健康である場合は500万円返します。」といった場合に返ってくるお金のことを指します。そのため、満期保険金は契約期間が決められていない、終身保険には満期保険金は存在しません。満期保険金がある保険の種類は、養老保険が代表的なものとして挙げられます。

また、解約返戻金は契約を長く続けることで金額は上がっていき、終身保険になれば元本を上回ることもあります。しかし、満期保険金は満了時には必ず返ってくるものですが、元本を上回るものではありません。このように、解約返戻金と満期保険金は同一のものではなく異なるものですので、混同しないように正しく理解することが大切です。


資金が必要で解約する際の考えるポイント

生命保険に加入している時に、解約を検討しなければならない時が来ることもあると思います。その中でも、何らかの理由で資金が必要なで解約を考える時があると思いますが、解約する前にしっかりと検討することが重要となります。保険を解約すると保障がなくなることは当たり前の話ですが、それ以外にもデメリットになることもあります。

低解約返戻金を契約している場合は、解約返戻金がほとんど返ってこないこともありますし、解約してから違う保険に加入しようとしたら、健康状態の問題から加入できなかったり、もしくは以前より保険料が高くなってしまったり、デメリットは様々あります。 ですから、解約する際はデメリットをしっかりと洗い出し、検討した上で行うようにしましょう。

また、担当者や加入している保険会社に相談することで、家計を見直してくれたり、お金を貸付してくれたり、保険を解約しないで済む方法を考えてくれますので、自分だけで決めずに、一度相談することをしてみてください。