
生命保険の種類を解説
日本では生命保険に多くの人が加入しています。ただ、加入している人が多くても、生命保険に関してのリテラシーはあまり高くないのが現状です。生命保険は安心して生活を送るために大変有効な仕組みですが、生命保険に対する知識を持たないまま加入するとその効果・効能を十分に享受できません。有効に生命保険を活用するためにも、生命保険の基礎を知ることが必要です。今回は生命保険の種類とその特徴についてご紹介します。生命保険への加入を検討している方は、是非参考にしてください。生命保険には3種類のタイプがある
生命保険といえば一般的に「定期・養老・終身」の3種類の保険のことを言います。「定期」は定期保険、「養老」は養老保険、「終身」は終身保険を指します。3タイプとも生命保険ですが、それぞれ特徴が異なりますので、自分の目的や考え方にあったものを選ぶことが大切です。
定期保険とは?
定期保険は契約時に定めた保険期間内にのみ、保険金が支払われるもので、満期保険金の支払いはない生命保険のことを言います。定期保険の魅力は保険料が少額ということであり、一定期間の保障があれば良いという方にはオススメの保険です。また、一般的に定期保険といえば、解約返戻金はあっても少額しか返ってこない、いわゆる掛け捨て型の保険ですが、保障を確保した上で解約返戻金を活用することができるタイプの定期保険もあります。(例:低解約返戻金型逓増定期保険等)このタイプは一定期間の保障に加え、解約返戻金も確保できるので、退職金や事業承継などの備えが必要な経営者の方や学資プランとしても活用されています。
終身保険とは?
終身保険は保障期間に定めのない一生涯の生命保険です。死亡保険を終身タイプで加入すると必ず保険金が受け取れます。また、一定期間を超えると払い込んだ保険料よりも解約返戻金の方が多くなることから、資産形成の手段としても活用されています。終身保険の保険料は、契約が続く限り変わることがありません。このように終身保険は、一生涯の保障を買うと同時に資産形成も行いたい人にオススメの保険です。この保険は加入年齢が若いほどお得感があります。
養老保険とは?
養老保険は死亡保険金だけではなく、満期保険金がある生死混合保険です。保険期間の満了時に生存している場合は、死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることができます。つまり、払い込んだ保険料は無駄にならずに貯蓄され、資産形成ができるということです。また、解約返戻金も定期保険や終身保険に比べ高額ですので、万が一の資金としても活用することができます。このように養老保険は優れた貯蓄性と保障を併せ持ったものです。保証される保険金ベースで「定期・終身」と比較すると保険料はかなり高額なものとなっています。