
保険契約時の約款は必ず読もう!
生命保険や医療保険など保険契約時には、必ず保険のしおりが渡されます。その中に保険約款というものが記載されています。この保険約款をご存知の方はあまりいらっしゃらないと思います。保険約款には契約条件や内容に関する重要な情報が書いてあります。今回は保険約款とはどのようなものか、見ていきたいと思います。保険約款とは
保険約款とは、保険契約者と保険会社の間で締結するもので、契約に関する権利や義務、条件などの内容が記載されている重要なものです。保険約款は契約条件や保険内容が書かれていて、契約した保険の種類ごとに異なっています。保険契約時に保険約款について担当の人から説明を受けているとは思いますが、自分の目で確認する必要があります。
保険約款は重要事項が書かれている
保険約款には保険に関する重要な内容が記載されています。具体的には以下のようなものが記載されています。
・保険会社の責任開始期日に関して
・保険金の支払いに関して
・保険契約の無効および解除に関して
・保険料の払い込みに関して
・配当に関して
・保険契約の解約および払戻金に関して
・保険契約の内容の変更に関して
・契約者に対する貸し付けに関して
*(上記に挙げたものは基本的な内容です。契約している保険の種類や保険会社によって異なることがあります。)
このように保険約款は契約に関する権利や義務、条件などが記載されています。もし、契約している保険の内容がわからないことがあれば、保険約款を読めばわかるようになっています。
損しないためにも必ず読もう
保険契約時に保険約款について説明があっても、一言一句読んで確認することはあまり多くないと思います。そのため、保険約款を読まないままになっている人が多くいます。保険約款は細かく、言葉もわかりにくいかと思いますが、読んでおかないと損してしまうこともあります。
例えば、「ご家族が亡くなって3年後に生命保険に加入していることがわかった時、保険約款に保険金の請求は3年間できると記載されているので請求をすればいいところ、亡くなってから3年も経っているからと、保険金の請求ができないと思い込み受け取らなかった。」 このようなケースは十分に考えられますし、実際に起こっています。逆に権利だけではなく義務に関することや、注意しなければいけないことも記載してあります。
いずれも「読んでいなかったから知らなかった」は通用しません。契約時には面倒でも必ず保険約款を読むようにしましょう。