
個人年金保険とはどんな保険?
高齢化社会や日本の財政状況の影響などで、公的な年金の支払いに不安を感じていませんか。で最近では、民間の個人年金保険が注目され始めています。では、この個人年金保険とは一体どのようなものなのでしょうか。今回は個人年金保険について見ていきたいと思います。個人年金保険の特徴
個人年金保険とは、将来のために保険料の積み立てをし、将来私的な年金を受け取ることができるものです。個人年金保険から年金を受け取る方法は3種類あります。1つ目は保険料の払い込み満了後、一生涯年金を受け取ることができる「終身年金」です。こちらは生きている間、一生涯年金を受け取ることができるので、長生きにそなえて安心できるのが特徴です。ただ、その分保険料は高いと言えます。2つ目は決められた期間だけ年金を受け取ることができる「確定年金」です。期間は5年・10年・15年のよう決められており、保険の種類やプランにもよりますが自分にあった期間を選ぶことができます。「確定年金」の特徴は、支払い期間中にもし被保険者が無くなってしまっても、期間中は必ず年金が支払われることです。その際は遺族に支払われます。3つ目は「確定年金」と同じく決められた期間だけ年金を受け取れる「有期年金」です。「確定年金」との違いは、こちらは期間内に被保険者が無くなってしまった場合は、それ以降の年金は支払われないという点です。そのため、「確定年金」より「有期年金」の方が保険料は安くなっています。
個人年金保険に向いている人
個人年金保険は確実に老後の資金を貯めることができるのが特徴です。また、個人年金保険は貯めるだけではなく、条件によっては個人年金保険料の控除を受け取ることができるのも特徴の一つです。それらを踏まえて、以下の人には個人年金がオススメですので、加入を検討している人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
① 公的な年金に不安を感じている人
現在では、一定の年齢から国の公的な年金を一生涯受け取ることができますが、年金だけの生活では厳しいとの声も多く聞こえてきます。そもそも、国の財政や社会環境の変化によって、公的年金制度自体が不安視されているのが現状です。このようなことから将来の生活資金を長期間に亘って形成して行きたい方にピッタリです。
② 老後の資金を作りたいが貯金が苦手な人
老後の資産形成のために貯金をしたいと思っている人は多くいると思います。ただ、長い間コツコツ貯金をすることが難しい人もいるのが事実だと思います。そんな時には個人年金保険がオススメです。個人年金は毎月保険料を支払うことで、確実に老後の資金を作ることができます。しかも一定の生命保険の機能を併せ持つことが出来ます。自分で現金を銀行に預けることが億劫な人でも、確実に貯めることができるので安心ではないでしょうか。