
保険証券をなくしてしまったら保険金請求はできない?
保険に加入すると、保険証券が発行されます。 保険証券は重要な書類ですので、受け取ったら大切に保管されていると思います。 しかし、紛失や破損、盗難などで失くしてしまったらどうすればいいのでしょうか? 保険証券を失くしてしまったら、保険金請求はできないのでしょうか?そもそも保険証券とは?
保険証券とは、生命保険や損害保険に加入し契約が成立したこと、その内容を証明するものです。 契約成立と保険内容を証明することから、証拠証券とも呼ばれています。 保険証券には、保険証券番号や契約年月日、保険の種類、契約期間、契約者の名前、被保険者の名前、保険金受取人の名前、保険料、保障内容など、重要事項が記載されています。 保険証券番号は、保険会社に問い合わせや保険を見直しする時に必要になります。
保険金を請求しようとしたら保険証券がない
保険金を請求しようした時に、保険証券がない場合はどうすれば良いでしょうか。 再発行の仕方と保険金請求との関係性について見ていきます。
●再発行の仕方
もし保険証券を何らかの理由で紛失してしまった場合、再発行することが可能です。 保険証券を再発行するには、保険会社に連絡して、定められた再発行手続書に必要事項を記入することできます。 その際、本人確認書類が必要になります。 また、保険証券番号も必要になるので、保険料の領収書や保険会社から送られてくるお知らせなどの書類を確認して、自分の保険証券番号を調べてください。
再発行の手続きをしてから、一般的には1〜2週間ほどで再発行されます。 保険証券の再発行後に古い保険証券を見つけた場合は、古い保険証券は無効になっていますので、破棄してください。
【本人確認書類の例】
・運転免許書のコピー
・印鑑証明書の原本またはコピー
・パスポートのコピー
・健康保険証のコピー
・住民票の写しの原本またはコピー
・年金手帳のコピー
など
●保険証券をなくしても請求はできる
保険証券は手形や小切手のような有価証券(権利の譲渡や行使に証券自体が必要なもの)ではありません。 保険証券は、保険契約上の権利の譲渡や行使を行う際に必ず必要なものではありません。 保険金は、保険証券との引き換えに支払うと約款に定められていますが、上記のことから保険金を請求する際に保険証券が無くても、保険金を請求することができます。 ただし、保険契約が成立しているか、保険内容はどのようなものか、確認することが必要になります。 契約成立、保険内容が確認でき次第、請求書類と用紙が送付されます。